2014年8月9日土曜日

夏休み 51日目:噂のミュージカル「The Book of Mormon」(^^)

2011年の第65回トニー賞で9部門を制してから早3年。いまだに公演のチケットが飛ぶように売れるアメリカで大人気のミュージカル「The Book of Mormon」。放送禁止用語が盛りだくさん、全米の親達も眉をひそめ、PTAも非推奨のアニメ「サウスパーク」のクリエイター二人(Trey Parker と Matt Stone)が手掛けたミュージカルで、今年の春に旦那が「8 月にシアトル公演があるから行きたい!」 と言ってチケットを購入していたのでした。実はこの公演のせいで、日本行のフライトの日付を 8 月の公演後にしたぐらいなので、つまらなかったらどーしてくれよう? と思っていたのですが、ミュージカルは期待以上の出来で、放送禁止用語満載の歌や踊りにもかかわらず、最後は観客全員がスタンディングオベーションで惜しみない拍手を送って幕を閉じました。

アメリカで暮らし始めて、いつの頃からかサウスパークを見始めたのですが、サウスパークは日本の教科書では絶対に習わないような事が沢山盛り込まれていて、放送禁止用語は多いものの、腰を据えて見始めるとアメリカの文化や社会事情について色々学ぶ事ができたりして、自分的には第二の教科書的な番組でもあるサウスパークなのですが、見慣れない人には思わずチャンネルを変えたくなる内容も多々あるので万人向きではない番組で、小さな子供にも見せられない番組の一つです。

そんな番組のクリエイター二人が手掛けたミュージカルですが、モルモン教に関しては 2003 年放映のエピソード「All About Mormons」(Season 7 Episode 12)があり、そのエピソードはかなりよいレビューだったのですが、今回のミュージカルでも、Season 7 のエピソードでも、神様の有無や信憑性よりも信じる事が大事だという事を、放送禁止用語をふんだんに使った名曲と共にお届けする… みたいなミュージカルでした。基本的にとてつもなく侮辱的でもあるにもかかわらず、それと同時にとてつもなくポジティブでもある、Trey と Matt だから作れるミュージカルだと思いました。

シアトルのパラマウントシアターでの公演を見て来たのですが、観客席を見回すと、お年寄りから若者まで、サウスパークなど見た事もなさそうな人達もたくさんいて、ブロードウェイで大人気のミュージカルを見に来た人々もたくさんいたと思います。そういう人達の中には、このミュージカルのどこがよいのかわからない、という人も勿論いると思うのですが、誰かもレビューの中で書いていましたが、このミュージカルは見る価値はかなりあるのですが、観客は自分の既成概念を取り払って何に対してもオープンな気持ちで観に行くと、このミュージカルのよさが実感できると思います。

大人向けのミュージカルですが、もしチケットを入手できたら一見の価値アリな The Book of Mormon でした(^^) 

公式サイト http://bookofmormonbroadway.com/