2014年10月25日土曜日

Kopi Luwak 初体験@JOHN HOWIE STEAK

アニバーサリーディナーの後、デザートメニューと共に何気に置いてあった一枚の紙に目が釘付けになってしまったのですが、それというのもあの Kopi Luwak がまさかベルビューで飲めるとは思っていなかったので、思わず口元がほころんでしまいました(^^)  Kopi Luwak(コピ・ルアク)は、映画「The Bucket List」(2007)の中でも紹介されていますが、インドネシアが原産地の高級珈琲で、ジャコウネコの糞の中から採取したコーヒー豆を洗って乾燥させたものを焙煎したコーヒーです。サーバーの人に「まさかベルビューで Kopi Luwak が飲めるなんて思ってもみなかったのでオドロキました」と言ったら「西海岸でも数少ない Kopi Luwak を出すお店のうちの一軒です」と言っていました。
気になるお値段ですが...
$45 per serving。一杯 45 ドル。シーフードだったらロブスターが一匹、ステーキだったら Ruth's Chris でフィレステーキが食べられる値段なのですが、 インドネシアまで行かなくても飲めるという便利さの代償だと思えば安いもの! と思い注文(^^) ちなみにアニバーサリーディナーの特典で、デザートは無料という嬉しいサービス付きで、三人分のデザート代が浮いた分がコーヒー代になったかな(^^? と。既にかなりお腹いっぱいだったので、旦那のデザートを一口いただく程度でいいかな? と思ったのですが、せっかくタダなんだから、好きなデザートを頼めば? という旦那の囁きもあり、自分もチョコレートケーキを注文し、旦那は Boston Cream Pie を、ジャックは定番のアイスクリームをそれぞれ注文。

高い値段を取るだけの事はあり、デザートを待つ間に、Kopi Luwak を乗せたカートが到着し、担当のスタッフによるプレゼンテーションがワクワクする気持ちをいい感じに盛り上げてくれました(^^) ちなみにここから先は、元日本のマイクロソフトの開発チーム時代に一緒に夜明けの珈琲をファミレスで飲んだ仲で、退職後は珈琲三昧な生活を送られている I 井さんへの珈琲体験レポート的なブログになっています(FBのメッセージで送った感想のフルレポート版です。起きたら読んで下さいまし(^^)> I 井さん。

ちなみに I 井さんとは、春に日本に帰国中に世田谷の丸山珈琲で、I 井さんの珈琲薀蓄を聞きながら(聞かされながら^^?)I 井さんおススメの珈琲を飲み、最後は自分のおススメのコーヒーデザートのアフォガードで締めた思い出が記憶に新しいです(^^)
まずは Kopi Luwak コーヒーが入った袋(一杯分)を開けて香りを確認。実は自分、Heavy Coffee Drinker ながらも別にコーヒー博士でもなんでもないので、この時点では、まぁ普通の珈琲の香り… ですかね... という程度の感想で、ちょっと猫に小判状態でした(^^;; 

淹れ方ですが、粉末状の Kopi Luwak をカップに入れ、熱いお湯を注ぎながらスプーンでくるくると掻き混ぜて淹れていました。この時点では、インスタントコーヒーのノリだな、ぐらいにちょっと余裕な目で見ていたのですが、この後カップに蓋をして、粉が沈むまで1 ~ 2 分置いて下さい... と言ってサーバーの人は去って行きましたが、後で Kopi Luwak をサイフォンで淹れて飲んだけど大した事がなかった… というような感想をインターネットで見かけ、これはサイフォンなんかで淹れちゃダメですよ! と(昔自分もマイサイフォンを持っていたぐらいなのですが)思いました。それはエスプレッソをサイフォンで淹れるような真似だと心底思いました。そして蓋が乗ったカップを見つめている間にデザートが運ばれてきました。
レストランからのアニバーサリーギフトでハートのキャンドルが立ったデザートで、さすがにジャックのアイスクリームにはハートのキャンドルは立っていなかったので、ジャックがズルい! と言っていましたが、デザートが来たタイミングでコーヒーカップの蓋を取ってくれて、コーヒーの香りがふわっと漂って来ました(^^) そして、最初の一口… こ、この味は...!? 昔友人 K が貸してくれた食べ物に関する本の中で紹介されていた、塩コーヒーの味に似ている! というのが第一印象で、その瞬間に自分が今まで飲んだ酸味のある珈琲の中で一番美味しい珈琲にランクイン決定でした。
例えばキリマンジャロやブルーマウンテンといった酸味のある珈琲は日本では定番とも言える珈琲ですが、シアトルではほとんど見かけないので(一説では日本が9割ぐらい買い占めているため他の国での流通量が少ないのだとか)、酸味のある珈琲を飲む機会が激減していた上、実は日本にいた時も、酸味のある珈琲はそんなに好きでもなかった自分でした…が、パンチの効いた酸味と、エスプレッソにも通じるコクのある濃い珈琲で、これは珈琲好きな人には $45 払っても体験して欲しい一杯でした(^^)
Kopi Luwak を飲み干した後、カップの中を覗くと、底に残った珈琲の粉がお湯を含んでまるでダークチョコレートのようなとろりとした感じで、これは飲み干すものではないのだろう...とは思ったものの、どんな味がするのか知りたい…知りたい…あんまりカップを持ち上げて飲むのは上品ではないけれど、$45 も(旦那が)払ったのだから、全てが知りたいっ! という衝動にかられ、カップの底を上に向けつつ Kopi Luwak の粉部分を飲んでみると… これは自分的にはかなりハマりました(^^) 甘くないチョコレート? なめらかな舌触りがなんとも言えない底に残った粉の部分でした。そこには特に酸味もなく、とにかくシルキーな舌触り。何かの料理のソースにでも使いたいぐらい滑らかでした。
というわけで、Kopi Luwak 初体験のまとめですが、珈琲の味を総合的に評価すると、自分が今まで飲んだ珈琲の中で最高に美味しい珈琲ではないものの、自分が今まで飲んだ酸味のある珈琲部門では間違いなく最高に美味しい珈琲でした。第一印象に塩コーヒーの事を挙げましたが、舌に感じた第一印象が塩コーヒーに似ていたのと、その他にはコクがあるのに全く苦くないスペイン旅行中に食事の後に飲んでいた(普通のコーヒーなのですが、これがまた安いコーヒーなのに異様に旨いっ!)コーヒーの味にも似ていました。

毎日飲みたいか? と言われると、毎日飲みたいほどではないですが、一度飲んでしまうとまたいつか飲んでみたくなる、そんな味わいのある Kopi Luwak でした。ちなみに、本場インドネシアでも同じような飲み方をするのかどうか興味があるところですが、JOHN HOWIE での Kopi Luwak 体験がとても良かったために、これよりもちょっとでも薄かったり、ケチっていたり、ましてサイフォンで淹れていたりしたらがっかりしてしまいそうだな... と。Kopi Luwak と金の名前入りのカップである必要はないものの、ある意味 JOHN HOWIE が高い所に基準値を置いてくれたおかげで次にどこかで飲む機会があったら、辛口な珈琲評論家になっていそうな気がします(^^;

日本でも一杯 5000 円ぐらいで高級ホテルで出していたりするようですが、もう少しこなれた値段(一杯 2000円ぐらい)で飲めるカフェも東京にはあるようです。機会があったら是非試してみてください>I 井さん