2015年2月1日日曜日

マルチ商法の香り & 論理的思考のススメ

(以下の内容は日頃からマルチ商法について思っている個人的な感想で、特定のイベントに対する営業妨害ではありません。)

アメリカに住んでいると、嫌でも日本人向けの勉強会やらイベント等のお誘いやらの情報を目にする事があるのですが、それらの中には時々マルチ商法の香りが漂っているものがあり、異国の地で日本語が懐かしく感じる人達や、何か悩みがある人達をターゲットにしているようで胡散臭いな... と思う事があります。日本人をターゲットにしたイベントには、自分自身過去18年ぐらいの間にせいぜい片手で数えられる程度しか参加した事がないので、実際に参加してみた感想ではないので、こういったテーマをブログで取り上げるにはデータ不足かな? とも思うのですが(きっと素晴らしいイベントもこれまでにたくさんあったと思うのですが)大卒で、知識も教養もあり、特に物事を論理的に(ロジカルに)考える人達は絶対に行きそうにないイベント情報を見ると、また心優しく、心に悩みを抱えた人達が鴨にされているのかもしれない... と長年アメリカに住んでいる一人としては老婆心を抱いてしまいます。

若い頃(子供の頃も含め)月刊誌や週刊紙等の後ろについている広告ページには、古くはラピスラズリ等のネックレスや指輪や、"持っているだけで幸せになれる" 等の開運パワーストーンと言った、子供の目にもなんとなく神秘な雰囲気が伝わって来る広告が載っていたのを今でも覚えていますが、雑誌 "なかよし" の全員プレゼントの域を超えるような通信販売に手を出したりしたら、きっと親に叱られるに違いないと思っていたので、あの青い色に惹かれつつも、子供の頃にラピスラズリに手を出した事は一度もありませんでした。また、その後の人生の中でもラピスラズリを手にした事は一度もなく... それでも、これまでの人生で、あの時(12歳ぐらいの頃?)ラピスラズリのアクセサリーを買っていたら、自分の人生はものすごく幸運なものになっていただろう、などとは思わないし、また今現在も、開運壺だの、幸せを呼び込む宝石類を買って身に付けなければ幸せになれないなどとは全く思っていません。でも、気に入った宝石類を身に着けている事で、その日の気分が上向きになる心理的効果や、大切な人から貰ったアクセサリーを身に着ける事によって得られる幸福感や安心感のようなものはあると信じているので、胡散臭いとは思いつつも、この手の商品のすべてに対して否定的というわけではありません。例えば、自分の場合、大事な日にはジャックが東京ディズニーランドで買ってくれたミッキーの形の指輪をする事が多いです。その指輪をしている日は、それだけでその日一日が楽しいものなるような気がする上、同じデザインの同じ指輪がたくさん売られている中でも、ジャックが自分のお小遣いで買ってくれたという事で、既に特別な思い出がこもった特別な指輪になっているからです。

ラピスラズリを例にしましたが、巷で流行っている自己啓発セミナー的なものに対しても同様の考えを持っていて、こういったセミナーがきっかけとなり人生がプラスの方向へ大きく転換する事も多々あると思います。実際に有名な自己啓発セミナーの主宰者が書いた本(英語ですが)を読んだ時に、"逆境などというものはない" という事をわかりやすく書いてあり、なるほど~上手いな~と感心したのを今でも覚えています(その方の文章はとても読みやすく、英語の本を読むと 10 分程で寝てしまう自分ですら読めたほど^^;)幸運な事にその本から学ぶ事は結構ありましたが、その後その筆者の主宰するセミナーにハマるとか、次々と本を買い漁るとか、そこまでハマる事はありませんでした。コンピューター畑の仕事を長年してきた事もあり、問題に突き当たったら、データを分析する、論理的に問題に取り組む、というのが染みついていた事もこの手の、心の弱みに付け込む(というと聞こえが悪いですが)アプローチにどっぷりハマったりしない理由かな? とも思います。
例えば、開発途中の製品に問題があり、先へ進めないのに締め切りが目前... というような場合に、タロットカードや手相や方角を診て貰って方向性や打開策を決めようとする人は、自分がいた職場には皆無でした(いたら多分すぐにクビになっていそうな気が...^^;) 最近見かけたローカルの某イベント情報を見て、主宰者の意図は恐らくマルチ商法を拡大する事ではなく、悩める人達の手助けを、と思っているのだと思いますが、その手法に使う(らしい)アイテムと、セミナーの価格設定には疑問に思うものがありました。そのお金を払う事で、あなたが得られるものは、本当にそのお金に見合うだけの価値があるものである事を祈ります。

自己啓発セミナーにハマり、自己啓発グッズを買い、セミナーやら、書籍やらその他でどんどんハマって行き、気が付いたら相当な額をつぎ込んでいた、という人達の事例もインターネットにたくさん出ています。どうしたらいいかわからない、何かにすがりたい、という状況は誰しもあると思いますが、そういう心が弱っている時に変な霊感商法やらマルチ商法にひっかからないように自分自身も常に気をつけたいと思っています。子供がいる人は特に子供を例に考えてみるとわかりやすいのでは? と思います。例えば、子供の成績が思ったように上がらない、勉強法に問題があるのかもしれない? と悩んでいる時に、真っ先にサイキックリーディング(超能力者)やタロットカード占いに連れて行く親はいないと思います。また、算数がいまいちよく理解できていないようだ... という時に、タロットカードを買いに行く親もいないと思います(Kumon=公文の教室に連れて行く親はいるかもですが^^?)。自分の常識は他人の非常識... などと冗談で言ったりもしますが、目の前にある問題に対して、論理的なアプローチや常識的なアプローチを親も子供もできるようになれば、物事は自然と解決していくような気がします。