2015年2月22日日曜日

Mid-Winter Break 最終日:重い後味のジュリアン・ムーアのアカデミー賞主演女優賞作品 Still Alice

Mid-Winter Break 最後の日曜日は、アカデミー賞の主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア主演の Still Alice (2014) を観て来ました。若くしてアルツハイマーを発病した Alice と彼女を見守る家族の映画で、公開当時から高い評価を得ていた映画でしたが、テーマがテーマだけにやはり重い映画だと思いました。日本でも散歩に出たまま家に戻れなくなるお年寄りが年々増えているそうですが、映画の中でジュリアン・ムーア扮するアリスが "癌の方がまだよかった" と(症状が進む前に)言っていたのですが、どちらも大変ながら、もしどちらか一つを選択するとしたら、やっぱりアルツハイマーよりは癌なのかな、と。アルツハイマーの症状が進み、中身のない空箱のような人になってしまうのが、周りにいる人達にとっては一番辛い事なのだろうと思いました。記憶がその人を形成している一番の要で、記憶がなくなってしまうと、工場出荷時の設定に戻したコンピューターや携帯電話のような、そんな存在になってしまう感じがしました。

自分も最近人や物の名前が思い出せない事や、英語の単語が出て来ない事がよくあるので、ちょっと心配になってしまいましたが、日本の人間ドックには MRI による脳の検査を提供している所も結構あるので、そういった検査を次回の帰国時に受けてておきたいなと思います。アメリカでは、治療を伴う場合には最先端の医療機器での検査もあるのですが、健康診断の一環としては乳癌検診以外はほとんど簡単な検査のみで、最後に胸部レントゲンを撮ったのはグリーンカード(永住権)の申請の時だったような気が... レントゲンすらないので、MRI による全身スキャンなど、よほど重病でない限りあり得ない感じですが、日本の人間ドックサービスのメニューを見ていたら、数万円~数十万円で、最先端の医療機器による検査(しかも無痛)がズラリで、さすが長寿国! と思いました。50歳以上からとなっていましたが、海馬の委縮をチェックする早期アルツハイマーの診断が脳ドックのオプションとして選べる病院・クリニックもあり、予防検診に関しては日本の方が断然進んでいるな~と思いました。