2015年6月10日水曜日

学年末面談 & 型通りなアジア系の学生が有名大学から落とされる理由

今日はジャックの担任の先生と学年末面談で、お昼過ぎから小学校へ。小学二年生とは言え、学校で習っている内容が(ボキャブラリー的に)自分の知識の範囲を既に超えている部分もあるので、旦那にも仕事を抜けて面談に来て貰ったのですが、来年は三年生で、さらに高度な内容を習うようになるので、旦那にも面談に来てもらってよかった~と思いました。二年生になってから、200頁ぐらいあるちゃんとした "本" を読めるようになり、同級生の女の子達に比べると読み書きの能力がちょっと低めかな? と思っていた件は、読書のスイッチが入った事で学年末までにかなり改善され、先生もジャックの読む力は昨年の 9 月に比べると飛躍的に伸びて 3 年生のレベルに到達しているとの事でした(^^) 面談の時に見せてくれた、ジャックの作文は、いつもの 20 倍ぐらいキレイな字で書いてあり、一瞬面談のトピックとして取り上げるのを躊躇したのですが... ジャックの宿題の文字や数字が超下手で、毎回、算数の数字はミミズが這っているような書き方で、そんな書き方をしていると、たとえ正解でも採点の時に X を貰うかもよ!と家で何度となく叱ったりしていたので、ジャックの字が汚い件と、スペリングの間違いが結構多い事を面談の時に話したのですが、両親が英語を母国語とする子達は、だいたい二年生で、発音とスペリングの基礎が確立するようで、片親が外国人だったり、二か国語以上を話す子供達は、その能力が完全に機能するまで時間を要する... というような説明を受け、「ジャックの日本語能力はどのぐらいなんです^^?」と聞かれ「いや、もぅ全然ダメですよ、日本語は(^^;; 家では 100% 英語オンリーです」 という自分の返答に先生も笑っていましたが、自分と一緒にいる時間が長いので、必然的に自分の間違った(ネイティブではない)発音を聞いているせいで、ジャックの言語学習能力をやや混乱させていたら残念だなと思っている旨を伝えたのですが、とりあえず、目立って英語が変という事は全くない、との事だったのでほっとしつつも、自分自身が母親として正しい英語を喋れないのはもどかしいなぁと思う今日この頃だったりします。ちなみに、算数は一番得意科目で、学年末の標準テストの結果でもかなり平均値を上回っていて、先生も旦那もかなり満足そうでした(^^) 宿題を見ている自分的には、もうちょっときれいな字で回答を書いて欲しいものだと思うのですが、算数の宿題でわからない事を聞かれたりする事がこの半年ほど全くと言っていいほどなく、ちゃんと理解しているような感じだったので、そこは自分も割と安心していました。そんなわけで、夏休み中は、読み書きの練習を楽しくできるような名案はないものか(^^? と思案中です。

教育ネタついでに... 先日お裁縫とパン作りが上手な Mixi 繋がりの Kazy さんの Facebook で見かけた、アジア系の学生と大学入試についての記事が実に興味深く、そんな事が大学では起きているのか~と思って、関連記事等も読んでみたのですが、アジア系(主に中国系)学生への差別なのか、それとも大学側が多様性(Diversity)を重んじた結果なのか... そのうち大学相手に訴訟の一つも起きても不思議はなさそうな記事の内容だったのですが... 要約すると、成績優秀なアジア系アメリカ人の学生が、アメリカ国内の有名大学(←ココが結構大事^^)から入試で落とされる傾向が強まっている...という内容でした。ACT(American College Testing)で満点をとったのに、アメリカの有名大学からことごとく不合格通知を貰い、その結果不本意ながらも別な大学に入学した中国系の学生の話やら、有名大学に入学するために、アジア人という括りで見られないようにする(Being less Asian)ためのコーチをつけたりするのが流行り始めているという話やら… 中国系ではない名前に変えた方が入試では有利だとか...  大学入試のアドバイザーは、大学から敬遠されがちな Cookie-cutter Asian(型通りなアジア人)にならないように、とアドバイスしています。ちなみに、LA Times の記事の中では、Cookie-cutter Asian の典型として、"誰もがオーケストラに入っていて、誰もがピアノを弾く" や "誰もがテニスをする" 等を挙げていましたが、音楽は脳の発達にもよいので、ピアノやその他の楽器が弾けるのは個人的にはとても良い事だと思っています。ただ、子供を過密スケジュールに追い込むような、複数の習い事を課すのは、子供が子供らしく過ごせる時間を奪っていると思うので、その点では習い事は子供が好きで楽しめるものだけにしたいと思っています。


地元のニュース等で聞く大学入試事情は、どちらかというと外国人に有利というような情報の方がこれまで多かったので、アジア系の学生が大学入試でやや不利な状況にある、というニュースは新鮮に感じました。同じ授業でも州外や国外からの学生は地元の学生よりも高い学費を払わされる(これはほとんどの州立大学で同じな模様)ので、州外や外国人学生を多くとる方が大学の収益にもつながるという事で、成績や課外活動の実績がよくても、地元の学生達が地元の大学に行けなくて(不合格にされて)不満を漏らしているニュースが地元のニュースでは流れていました。

うちの子が大学生になる頃には、こういった事情もきっと変わっていると思うのですが、これらの記事を読んで思ったのは、親が勤勉で、子供にも親の子供時代と同じような勤勉さや、習い事のオンパレードのような生活を求めても、今のアメリカで求められている人物や人材として受け入れられない事が多々あるという事でした。ACT で満点をとった子のケースでは、記事の中の本人の顔写真を見た瞬間に、自分が選考する側でも、彼をとらない方に一票かな、と思ってしまいました。大学でも会社でも、優秀さだけではなく、人間性や、将来性みたいなものを感じさせる人をとると思うのですが、ACT で満点の子の顔(写真なので本人はもうちょっと違うイメージなのかもですが)を見る限り、どこか暗くて、ガリ勉風... という印象しか受けませんでした。その他、記事の中でも、高いレッスン料を払ってテニスを習ったり、高いコンサルティング料を払って、アジア人っぽさを失くす(Being less Asian)ようなアドバイスを受けるよりも、子供達に、自分の夢を追いかけるようにさせた方がいいのでは? とありましたが、多分それが結果的に、普通にアメリカナイズされたアジア系アメリカ人として生きて行く近道のような気がしました。


ちなみに、記事の中ではアジア系アメリカ人になっていますが、どう考えても中国系アメリカ人だなと思って読みました。アメリカには、中国人以外にも日本人や韓国人も住んでいますが、トップクラスを目指す傾向が強いのは、なぜか中国人が一番で、日本人はどちらかと言うと、子供に対して、ハーバードでなければ大学ではない!とか、一流大学以外はダメ!というような高い志がない人達の方が多いような気がします(^^; 自分の知る日本人の親達は、どちらかと言うと、子供への将来の負担を少なくするために、エスカレーション式の学校に入れたり、アメリカの大学に留学させる場合も、超一流大学にこだわるという事もなく、アメリカの大学へ進学、というだけで十分満足(大学に入れればそれでOK)というような、割とのんびりというかおっとりしている親が多いような気がします。単なる推測ですが、多分日本人の親達は、割と大きな苦労も知らずに幸せに育って来て、どん底の生活から這い上がって、いい大学に行って大成功を収めるような人生を、親自身も、子供達にも求めていないからなのだろう、と思っています。 

最後に..."アメリカ国内の有名大学(←ココが結構大事^^)" と上にも書いたように、こういう現象が起きているのは、有名大学やトップクラスの大学のようで、アメリカ国内にはそれ以外の普通の大学もたくさんあるので、そんなに心配する事はないと思っています。それよりも大事なのは、今の時代、大学だけは卒業しておかないと、社会の底辺のさらに底の部分に入ってしまう可能性大なので、どこかの大学に入れるぐらいの学力をつけておく事が大事だと思います。最悪は、アホでも入れる大学がアメリカ国内にはたくさんあると思うので、少々高めの学費覚悟でどこかの大学に入学させればいいのだろうと思っています。大学は最終ゴールではなく、大学を出た後の、その先がスタート地点だと思うので、"高卒" でいいい仕事に就こうと思うと、大学に普通に行くよりも大変だという事を、子供がきちんと理解できれば、大学に行くのは中学から高校に行くぐらいのものだと思って勉強してくれるかな^^? と思います。