2015年7月31日金曜日

夏休み 42日目: さよなら Pixel 1998 - 2015

ピクセル(Pixel)との最後の夜は意外にも穏やかに明け、ジャックが起きた時にも、自分が目覚めた時にも、ピクセルはまだ旦那の膝の上で息をしていました。目は開いたままで、瞳孔も丸く開いた状態でしたが、サマースクールにジャックを送り出す前にピクセルが亡くなっていなくてよかった… と思いました。 
ジャックを学校へ送って行った後、トンボ返りで家に戻って見ると、自分の Facebook を見て状況を知ったお義母さんが電話をかけてきたようで、旦那はピクセルを膝の上に置いたままお義母さんと電話中でした。そうこうしているうちにピクセルが低く唸り出し、あぁ、もうじきお迎えが来るんだな... と思い、とっとと電話を切りなさい、というジェスチャーをしたら、旦那も電話を切りピクセルの容体を見守る事に再び集中。ピクセルの体に耳をあてて心臓の音を聞いていたのですが、心拍数が人間の心拍数ぐらいになっていて、そろそろだな、と思いました。 
既にかなり弱っていた事もありますが、小さな吐息の後、最初の痙攣が起こり、後ろ足で耳の後ろを掻くような仕草をし、そして二度目の痙攣の後、旦那の膝の上で、静かに息を引き取りました。その間、時間にしてほんの 5 分程の事でした。1998 年に 2013 年に亡くなった Enzo と共にシェルターから旦那の家に引き取られ、2015 年までの 17 年間、旦那の家族だったピクセル。推定年齢は 18 歳 ~19 歳で、猫としては十分長生きでした。
同じシェルターから引き取られた Enzo が生きていた頃は、Enzo の悪行の数々によって、かなりストレスの多い生活を強いられてきたピクセル。そして Enzo の事があまりにも好きだった旦那のこれみよがしなえこひいきにも耐えてきたピクセルにとって、Enzo 亡き後の 2 年半は比較的幸せな人生だったようでした。それまでストレスで曲がっていたヒゲが真っ直ぐに伸びるようになったり、撫でたり抱っこすると、グル~グル~と猫らしく喜んだり…運動神経もよく、とても賢くて、常にうちの守護神的な存在で、家族みんなの事を猫ながらに気遣ってくれていた猫でした。 
余命 10 分かもしれないと言われるほど弱り切った体で、12 時間以上持ったのは、ピクセルが自分達家族と少しでも長くいられるように頑張ってくれていたからなのだろうと思っています。Enzo は旦那の超お気に入りでしたが、手術をした日に帰らぬ猫となりました。Mr.Whitelegs は、家族や友人・知人にも愛され、家族に見守られながら逝きました。ピクセルはピクセルが一番大好きだった旦那の膝の上で、ほとんど苦しむ事もなく逝きました。自分にはそれが、これまでずっと忍耐強く、家族の事を思いながら生きてきたピクセルへの、神様からの最大のご褒美のように感じました。
日頃から定期的に動物病院のお世話になっていたピクセルなだけに、どういう最期を迎えるのか? は常に心配していた事でした。朝晩の投薬や家庭での点滴も行っていたので、一番苦しむのではないか? と思っていたら、実は一番楽に三途の川を渡って行った気がします。ピクセルの死を見届けて思ったのは、最後の 5 分の為に、貴重な 12 時間を、安楽死という手段で失わなくてよかった、ということでした。よほど体に痛みを感じる病や怪我で瀕死の状態ではない限り、同じように死にゆくペットを持つ飼い主の皆さん、どうか安楽死ではなく最期の時まで見守ってあげてください。 
ピクセルを穏やかに見送る事ができたのは自分達にとっても神様からのボーナスのようだとも思ったのですが、これまでにも飼い猫達が老いて死んでいくのを見送っていて、さすがに 3 匹目(自分にとっては 4 匹目)にもなると、変な話、慣れてきたのかもしれません。うちで飼っていたどの猫も、本当にかけがえのない家族の一員で、たくさんの楽しい思い出や、うちの伝説としてこれからも語り継がれるような、色々な思い出をありがとう、という感謝の気持ちでいっぱいです。ピクセルが逝ってしまった後、ピクセルの亡骸を、ピクセルの首輪に似た色の花で飾り、火葬のためにお世話になった動物病院へ持って行きました。動物病院がペットの火葬業者との窓口になっていて、だいたい 1 週間 ~ 10 日ぐらいで遺灰が返って来るとの事。返って来た遺灰を見て、きっとまたボロ泣きするんだろうなぁ... >旦那 自分(とジャック)は庭に埋葬したかったのですが、旦那は火葬派なので、火葬にする事にする事にしましたが、動物病院の入り口の前で、花に包まれたピクセルを見ながら泣いていた旦那。そのドアを開けて中に入ったら、次に会う時には小さな骨壺の中に入った灰になってしまうのが、とても辛かったようでした。

ピクセル、今まで家族のみんなを見守ってくれてありがとう。猫天国で Enzo や Mr.Whitelegs に会えますよう!