2017年2月22日水曜日

2 月のまとめ:50 歳からの再就職 Part 3 ~ 電話面接編

50 歳からの再就職シリーズにたくさんのアクセスありがとうございます(^^) のんびり続きを書こうと思っていたら、毎日結構なアクセスなのでお待ちかねの? Part 3 電話面接編です。

2 月のまとめ:50 歳からの再就職 Part 2 ~ 職探し編に書いた通り、アメリカでの職探しはほぼオンラインでの検索と、オンラインからの応募に尽きますが、気に入った仕事(会社)に応募した後は、その会社からの連絡を待ちます。連絡は後生来ない事も多々あると思いますが、そういうことはいちいち気にしないに限ります。いや、そうは言われても毎時間メールをチェックしてしまう... という人もいると思いますが、自分が思い描くこの連絡待ち期間は、"大手の音楽プロデューサーにデモテープを送ってみた無名のアーティスト" みたいな感じか、はたまた "彼氏・彼女いない歴十年で只今婚活中" のような感じだと思っているので、返事が来ない、結果がわからない、というのはデフォルトだと思って気長に待つことをおススメします。でも、そうは言っても待っている間どうも心が落ち着かないという人は、職場がテーマの映画やテレビなどを見て気分転換&イメージトレーニングなどしてみたらよいかと思います(^^) 自分同様 IT・コンピューター系の会社への就職を考えている方ににおススメな映画や番組は、Office Space (1999)The Internship (2013)The Intern (2015) と、Silicon Valley (HBO TV シリーズ、2014 ~) です。どれも面白いので職探し中の人以外にもおススメの映画&番組だったりもしますが、これらの映画の中には人生はガリガリ働くだけじゃないという教訓? やら、イマドキの IT・コンピューター系の会社の様子やら、高齢者なりの働き方やら、スタートアップ会社の魅力や面白さなど、自分的には頷ける部分や、参考になることが沢山ありました。

さて、本題の電話面接編ですが、アメリカでの就職で避けて通れないのが電話でのインタビュー(面接その1)です。何故に電話? と思う人もいるかもしれませんが、電話での一次面接をクリアしないと次の面接はまずあり得ない、というのがアメリカです。電話面接は候補者を絞るのに有効な手段として行われていますが、会社側は応募者の履歴書を見て、まずそこでふるいにかけ、その中から募集職種・ポジションに相応しい候補者達(candidates)に電話での面接をスケジュールし、電話面接でいい感じだったら、実際に会って面接する... というのがざっくりした流れになっています。そんなわけで、たかが電話でちょっと話すだけだと思って電話での面接をナメてかかってはいけない、というのがアメリカでは通説になっています。アメリカの場合、家の近所の会社で働こうと思う人達ばかりでなく、他州(西海岸だったらカリフォルニア、東海岸だったらニューヨークと、人気の州の人気企業)で働こうと思う人達もたくさんいて、いちいち全員と Face-to-Face で面接ともなると大変なので、電話面接でどんどん候補者を絞って行き、電話面接をクリアした人達を実際に会社の所在地まで呼んで面接をするわけですが、自分も数年前に、映画の舞台にもなった某 G 社のカリフォルニア本社まで面接に行った際には、飛行機代やホテル代、滞在中のレンタカーの手配から食事代まで、全部支払って貰い、採用、不採用にかかわらず、未来の社員の候補者に対して投資しているんだな~と思ったものでした(結果は不採用でしたが、カリフォルニアへタダ旅行が当たったような感じで実に楽しかったです^^;)日本では面接に行くのは自腹なのでは?と、思うのですが、日本でもタクシー代以上の額を払ってくれる会社もあるのかな? と? どうなんでしょうね?)

さて、応募した会社からの連絡は、前触れもなく青天の霹靂のようにやってきます。電話面接のスケジュールは、メールで連絡が来たり、空いている日時の確認のために、担当者から電話が突然かかって来ることもあるようですが、その電話がそのまま電話面接にもつれ込むことはまずないので、もし連絡が来たら、電話面接を受けられる日時をチェックして速やかに返信します。電話面接には、静かな場所でできればインターネットにアクセスのあるコンピューター(ラップトップ等)が近くにあり、安定した接続の電話回線がある場所が理想とされています。電話面接当日にリクルーターからメールを受け取る事も多々あるので、携帯でもコンピューターでもメールにアクセスできる環境はあると便利です。昔と違ってアメリカでも一般回線(Landline)を使っている人は少なくなってきて、携帯電話しか持っていないという人も多いですが、その場合、携帯の電波が入りにくい場所での面接は避けるように! というのが鉄則です。自分の例では、一月中旬に応募した近所の会社から、「今週中に電話で話す時間はありますか?」というメールが応募して数日後に来て、ちょうどジャックのバースデープレイデートを計画している週だったので、子供達が家に遊びに来ている日は煩くてダメだな... と思ったのですが、じゃあ明日の午後空いてます! というほど心の準備ができていなかった(まさかそんなに早く連絡が来るとは思っていなかった)ので、木曜日だったら子供の下校時間(午後 2時~3時)以外ほぼ何時でも大丈夫です、という返事を書いて送りました。リクルーターの人も、何曜日だったら何時~何時、というように、リクルーター側の空いている日時をあらかじめメールに書いて送って来ていたので、自分にとっても相手にとっても良さそうな日時を第一候補に挙げて返信しました。

電話面接の日時が決まったら、その日に向けて心の準備&面接の準備ですが、20年近くアメリカに住んでいても、電話で知らない人と話をするのは苦手で(カスタマーサービスと話すのも極力避け、チャットかメールでのやりとりにしている自分)第一声は「Hello」と出るべきか「Hi」にしようかと、そんな所で悩んだりしていましたが、電話での第一声、"ハロー(Hello)" に関しては参考になった情報があるのでこのブログでも紹介しておくと...  "PHONE INTERVIEW RULE #1: DON’T SAY HELLO" (電話面接ルール#1 ハローと言わない事)は、一読の価値がある情報です。指定した日時にリクルーター(人事・採用担当者)から自分宛てに電話がかかって来ると知っていながら、「はろ~」などと(どなた様かしら?なトーンで)迂闊に出てはいけない! というのがポイントです。え? ハローって言っちゃいけないの? と思った方。ハローがいけないのではなく、ハローで止まってしまうのがいけないというだけで、ハローの後に自分の名前を言えば OK です(^^) 相手は候補者が電話に出る事を想定していて、自分が名乗らない場合にはリクルーターの方が "xxx さんですか? 私は xx 社の xxxx です" のように会話を開始すると思うのですが、電話面接のエチケットの一つとして、電話がかかってきたら「Hello(Hi), this is xxx xxx(=自分の名前)」と言って出るのが礼儀との事。運悪く、リクルーターかと思ったらテレマーケターからの電話だった... みたいな事も無きにしも非ずですが、指定の時間にかかってきた電話には、この場合に限っては迷わずきちんと名乗って出ることをおススメします。相手(リクルーター)が名乗ったら、「Thanks for calling. How are you today?」などとオープニングの会話をリードするのもよいですが、職業柄リクルーターの方が知らない人と会話するのに慣れているのでよほど気まずい間があいていない限り、リクルーターにリードしてもらってOKだと思います。「How are you?」はリクルーターから聞かれる最初のおきまりの質問の可能性も高いので「I'm good, thank you.」など、穏やかな口調で簡単な返答ができるように練習しておくとよいと思います。この時点でガチガチに緊張していなければ、終りまでいい感じでいけるかもしれません(^^!

次に、面接の質問で必ず聞かれる(と思って間違いない)のが、"Tell me about yourself"。これは主にこれまでの職歴を自分の言葉で説明する機会ですが、ここで履歴書の棒読みにならないように、聞き手にとって興味深い筋立てにして話すのがポイントです... が、手元に履歴書を置いた状態でも英語だと結構難しく、ここは最低でも面接の前日ぐらいまでに 2 ~ 3 分のスピーチにまとめておいて、練習しておくことをおススメします。自分は同じ会社に長年勤めていましたが、仕事の内容が全然違う時期があったので、自分的にこの経験はよかった、と思える事や、自分のキャリアの中でのハイライトや、応募している職種に通じるものがある部分にフォーカスして、自分なりの職歴スピーチを考えていたのですが、実際にはかなりまとまりのない話になってしまい、自己評価的には ”イマイチ” な出来でした。その他リクルーターからのランダムな質問に色々と答えていましたが、自分のように前職から何年かの離職期間がある人達は、現役の人達に比べるとやはり候補者としてはやや弱く見えるのが世の常なので、自分的にはそこが弱味に映らないよう、自分の履歴書に関して質問があればいつでも質問してください(例えば履歴書ではわからない前職からの離職期間に何をしていのか等)とオープンな姿勢を見せ、有意義な離職期間を過ごしてきた事や、よい充電期間になった事などを話す機会になり、"Tell me about yourself" ではイマイチだったものの、多少挽回できたかも? と思いました。面接の質問は、50 歳からの再就職 Part 2 ~ 職探し編で紹介した Glassdoor のサイトにも会社別に面接の質問が載っていたりしますが、Top 10 Interview Questions and Best Answers のような情報が巷には溢れているので、そういった情報も予め読んでおくと役に立ちます。

あっという間に電話面接の当日になり、30分程度と言われていた電話面接は実際には 1 時間ほどに... ひたすらリクルーターからの質問に答えているうちに、通常電話での一次面接では話題にはならない給料の話が出て、ん? もしや Overqualified(必要以上の資格、学歴、職歴) の落とし穴にハマった? と一瞬緊張。"Overqualified" は、面接で落とす時に使われる理由の一つで、前職で高い地位や給料で働いていた人が低い地位や給料の職に応募する際に、その人を採用したいと思っても、会社としては希望の給料を出せないので雇えなくてゴメンナサイという場合に使われたり、アナタのスキルではちょっとアレだから雇えないわ、ゴメンナサイ、というスキル不足な候補者をやんわり断る際に使われたりする "Overqualified" です。どちらの理由でも、他の候補者を雇うのでごめんなさいという不採用通知なわけですが、自分も前職と同じ給料のレベルを要求するのは(応募職種では)無理だと最初から思っていて、基本的に、給料の額はいくらでもよい、というスタンスではあるものの、"Overqualified" と言われる可能性はあるかもしれないと思っていました。Why Employers Don't Want to Hire Overqualified Candidates(なぜ雇用主は Overqualified=必要以上の資格、学歴、職歴を持つ候補者を雇いたくないのか)という記事にもありますが、Overqualified な人を雇うと、その職にすぐに飽きてしまったり、その職に長く定着しなかったり、他にいい仕事があったらとっとと転職してしまったり、というリスクがあるので、敬遠されることがある、というのはまぁわかる気がします。

今回自分の再就職で大事だと思っている条件は、給料の額ではなく、まっとうな会社への再就職と、ワークライフバランスと、職場までの距離と勤務時間。その条件を満たしていそうな会社なので、Overqualified で候補者リストから敢え無く脱落だとちと残念だと思い、給料の額はそんなに重要ではないという事を "Let's be honest..." (ここは腹を割って話しましょう...)、と言って話し始めたら、リクルーターの人の声が明らかにフレンドリーなトーンに変わり、「Let's be honest... I like that : )」と、笑い声交じりに自分の言葉を繰り返していて、自分でも "Be honest!" という電話面接でのアドバイスはこの日一番のアドバイスだったかもしれないと思いました。話の内容としては、専業主婦(Stay At Home Mom)が職場復帰をするのは世間一般でも難しいという現実や、そういう現実を踏まえた上で、ワシントン州でも急成長を遂げている地元の企業で、Washington's Best Workplace アワードを貰ったりしている会社なので(もし採用して貰えるとしたら)給料が安くても働く価値がある会社だと思っていることや、具体的には前職の半額ぐらい(年収 500万)でも自分は喜んで働けるという話をしました。アメリカは転職する度に給料が上がる、というのが一般的なので、うちの旦那から言わせると、前の給料の半分でもいいなんて口が裂けても面接では言ってはいけないと言っていたのですが、具体的に給料の下限を提示したのは、自分的には正しい判断だったと思いました。というか、「前の給料よりも安い額ではちょっと...」という態度を示したら、その次のステップはなかっただろうと思います。給料の話の延長として、リクルーターの人は自分のスキルセットを見て、今回応募した職以外の(給料がやや高めの)社内の他のポジションに興味があるかどうか? とも聞いてくれたので、興味アリます(でも基本的には今回募集の仕事が第一希望)と答えてこの日の電話面接を終えました。電話面接の後、リクルーターから次のステップとして、オンラインでできる英語のタイピングテスト(英文のタッチタイピング、ブラインドタイピングの速度)と、英語から日本語への技術翻訳テストの手順(要バイリンガルスキルの職種なので)がメールで送られて来て24 時間以内に結果を返信して欲しいとの事だったので、電話面接へのお礼の言葉も添えて課題のファイルを受け取った旨の確認メールを返信して電話面接の日を無事に終えました。面接の後は必ずお礼のメールを出すべし! のようなアドバイスがあるのですが、面接の 5 分後ではせっかちすぎるし、3 時間後ならいいのか? それとも翌日あたりにさりげなく面接の結果はどんな感じたったのか? を聞く口実としてお礼のメールを送る方がよいのか? 等々、色々考えていたので、夜になってリクルーターから課題のメールが送られて来た時に返信したのは、ちょうどよいタイミングだと思いました。ちなみに、自分は日本語も英語も結構なスピードでタッチタイピング(ブラインドタッチ)ができると思っていたのですが、実際に英語のタイピングテストを受けてみたら、一回目は凡人過ぎるスコアで愕然としました(苦笑)オンラインでできる無料のタイピングテストサイトが色々あるので、興味のある方は是非一度試してみるとよいかと! ちなみに自分のスコアの凡人ぶりを笑っていた旦那は下手な秘書よりも全然速くタイプできて、単にアメリカ人というだけでなく、ホントに速く正確に打てるんだ! とそこはちょっと見直しました。オンラインのテストなので何度かリトライできるので老眼鏡(Reading Glasses)をかけて本気で再挑戦したら、3 回目ぐらいでアメリカ人でも標準よりは速い人達のグループに入るスコアが出せたので、その結果を返信しました(^^;; リクルーターからのメールの最後に、Good luck! と書いてあり、この課題がダメダメな結果だともう何の連絡も来ないんだろうな~と思いながら、就職活動は一期一会だね~とそこはかとなく思った自分でした。

さて、長くなってしまいましたが、Part 3 の締めくくりは電話面接の前に自分が参考にしたサイト情報です。どれもそんなに難しい内容ではなので、興味のある方は是非読んでみてください(^^)
Part 4 もお楽しみに!