2017年6月20日火曜日

アメリカ国内のニュースより ~ 人間扱いされない、ということ

リアルタイムでは全然チェックしていなかったのですが、Airbnb でアジア人だから、という理由で宿泊を断られた女性(=子供の頃からアメリカに住み、自他共に認めるアメリカ市民)が泣きながら「人間以下の扱いを受けた」と訴えるビデオと、北朝鮮から 6 月半ばに "無反応の覚醒状態" で帰国した元バージニア大学生の白人男性が亡くなったニュースの両方を見ながら、どちらの件もなんとなく釈然としない気持ちを抱いてしまった自分でした。

Airbnb の件は、雪山で、夜で、みんな疲れていて、泣きたい気分なのはよくわかるのですが、クローズアップされない部分に、実は 2 人で宿泊の予定で予約しておいたのが、4人と犬2匹になっていた、という話もあるようで(← その部分はきちんとした証拠のビデオもなくて、信頼できる情報なのかどうかわからず釈然としない部分) 、4人 + 犬2匹で $50 で泊まれる宿って!? と思うのですが、何度も泊まれるかどうかを確認しているあたり、予約した側に予約内容の変更があったのだろう... と思っています。宿泊先のオーナーは、予約内容の変更に対応できない(したくない場合も含め)と言えばよかっただけなんじゃないか? と。アジア人だから、という差別発言に至るまでの、すべてのやりとりを知ったからと言ってどーなのよ? という話もありますが、最近のニュースは一方的な報道が多過ぎる気がして、もはや何が真実なのかわからない事が多いと思う今日この頃です。また、トランプ氏を引き合いに出している部分(トランプ氏が大統領なんだから外国人にとやかく言われる筋合いはない、みたいな発言)がクローズアップされているのも、なんだかいいように使われてしまっている感じがするのでした。事件の内容は全然違うものの、北朝鮮から生きて帰国できたものの、植物状態に近く、結局亡くなってしまった元大学生の件で、もっと早く帰国させられなかったオバマ前大統領を責める声も上がっていますが(同時に、なんでこれがオバマ前大統領のせいなのさ? という声もあり)、元大学生を診察した医師団の話では、脳全域に重度の損傷が見られるとの診断でした。脳の全域がそれほどまでに損傷を受けるのは、心停止で酸素の供給が途絶えてしまうような場合に起き得る症状とのことで、それこそ、拷問で「人間以下の扱いを受けた」のではないだろうか(水責めとか、窒息しそうな状況に置かれたとか?) と想像するだけで身震いしてしまいます。そんなこともあり、Airbnb の件は、人間以下云々というよりも、旅行関連の気の毒な一件、という印象でした。

アメリカに長年住んでいますが、誰がアメリカ人で誰がアメリカ人じゃないのかを当てるのは実はかなり難しいです。自分達が外国人だと思っている人達の半分ぐらいは、正確にはアメリカ生まれのアメリカ人なのかもしれないし、市民権を取得してアメリカ人になった人達だったら、昨日までは外国人だけれど、今日からはアメリカ人、みたいな状況もあり、差別云々にかかわらず、よく知らない人達との会話では「お国はどちら?」みたいな会話は日常茶飯事です。そういう時はやはり ”見た目” が判断の鍵になりがちです。黒髪で切れ長の一重瞼の人はアジア人だと思うし、きれいな青い目の人を見るとヨーロッパ系だな、と思います。今回の件では「アジア人だから泊めない」という件でしたが、日本人だから、アジア人だから(部屋をキレイに使ってくれるだろうと)泊める、貸すという場合も多々あると思います。

Airbnb はいつか試してみたいと思いつつも、Airbnb=民宿なイメージがあり、自分はどちらかというとコンシェルジュ付きや、フルサービスありのホテル派なので、今後もあまり Airbnb を使う機会はないかもしれません。ちなみにちらっと見た限りでは、その値段を払うんだったらホテルの方が値段や便利さでも勝ってるかも? と思える値段の所もあり(クリーニング料が結構価格を押し上げている気が?)ホテルの予約が取れない時のバックアップ的な位置付けかな? と思っています。