2017年9月13日水曜日

お昼の教育談義 ~ アメリカの小学校の "Gifted Program"

ランチタイムトークのトピックで、子供を持つお母さんや、前職が教師だった人達と "Gifted Program"(ギフテッドプログラム) の話で少々盛り上がったのですが、教職経験者で北欧出身の同僚は、アメリカの Gifted Program は、真の "Gifted" 発掘ではない、という意見で、高校の数学教師だったというフランス人の同僚は、子供が Gifted クラスで学んだけどおススメしないわ、との意見。同僚の中でも温厚でいい感じの中国人 (自称タイガーマムではない、というかなり共感が持てる若いお母さん^^) は、彼女の体験談を語ってくれたのですが、小学校の Gifted Program は、天才児の発掘というよりも秀才君向けの Advanced Program (AP)で、ドラマや映画で見るような、飛び抜けて何かの能力に秀でている子の発掘ではなく、他の子供達よりも授業の進度が速いだけというのが現実な模様。同級生よりも先に次の学年の内容を学ぶことのメリットについては、3 年程前のブログ、アメリカの飛び級システム ~ ホームスクールにも書きましたが、子供が単なる引きこもりのガリ勉君でなければ、他の子供とは違ったユニークで豊かな経験を積みながら成長することができ、親にとっても多大な経済的負担の軽減効果が望める場合もあるようです。自分の子供時代の経験から言うと、学校生活 (幼稚園 ~ 高校、大学) の醍醐味は、勉強と同じかそれ以上にソーシャルアクティビティ(気の合う友達との時間や、恋愛やら) だと思うので、自分ではホームスクールやら、特別クラスのような特殊な環境よりは、普通の学校生活を楽しんで、普通に大学に進学して自立できればそれで万事 OK だと思うのですが、学校の授業が簡単過ぎてつまらない、というような子供であれば、子供の習熟度に合った Gifted や Advanced Program は天才君でなくても=努力家の秀才君 (ガリ勉君も含めて) 達にはよいプログラムなのではないかと思います。どの学校、どのクラスで勉強しても、親友と呼べる友達を持てたり、好きな子ができたり、そういう経験も含めて学校生活を楽しめたらよいのではと思います。自称タイガーマムではない中国人の同僚の話では、前年 Gifted Program のテストを受けたものの、自分の子供だけが落ちてしまったので、今年またテストを受けることに躊躇している... と言っていたのですが、子供自身はテストを受けたがっているとのこと。それというのも、仲良しのお友達が全員そのクラスで勉強しているから、とのことでした。仲良しの友達と一緒にいたいから、というのはとてもいい理由(動機)なんじゃない(^^? と思い、自分的にはテストを受ける方に一票なのですが、母親である彼女的には、また落ちてしまったら本来味わう必要もない、落胆、失望、敗北感に似た気分を味わうことになるのではないか? それは子供にとって必要な経験なのだろうか? というところに悩んでいるとの事。ジャックも成績だけ見ると Exceed Standard なスコアをとってくるので、小学校生活も最後ということで、実は冬のテストに申し込んでみたのですが、「We know you are not gifted : ) But if you take a test I'll give you $30 and if you pass the test daddy will give you another $30」(ジャックは別に天才でもなんでもないけど、$30 あげるからテスト受けてみない? もし合格点だったらダディが $30 くれるってよ(^^?」と持ちかけたら、「OK, I'll do it.」とのこと。ジャックのこういう所が好きだったりします(^^)。20 年以上前、ろくに英語も喋れなかった頃に、日本のマイクロソフトの当時の上司が「おまえ、アメリカに行く気あるか^^?」と本社への長期出張の話を持ちかけてくれた際に、二つ返事で OK した事が後の自分の人生に大きな変化をもたらした経験があるので、新しいことに挑戦するのに躊躇しない性格はよいな~と思います(ただし、ジャックの場合は毎回 $10、$20とお金で釣らないとダメな事も多いですが.... ^^;;)真の Gifted Program を目指す北欧出身の同僚的には、ん~、真の天才でもない子達がワンサカ集まって来るのは、プログラムの本来の目的から逸脱していると思うんだけどな~という意見だったのですが、ランチタイムトークの締めとしては、「でも、そうは言っても 5 歳ぐらいで滅茶苦茶勉強のレベルも高く、しかも楽器(バイオリンとか、ピアノとか)を弾かせたらプロみたいな演奏をする中国人の子供達とかいるから、誰が真の天才 (gifted) なんだかもぅわかったもんじゃない... でも、見た目がいかにも詰め込み教育で毎日 10 時間勉強・練習してました、みたいな感じだから、天才ではないのはなんとなく感じるんだけど、中国人、Standard (標準能力基準) を押し上げ過ぎだよ~、まったく~(≧▽≦)」ということで、中国人の同僚も、まったくそうなのよね~と苦笑いしつつも、最後はみんな笑って教育談義終了でした(^^)