全米各地で抗議デモ ~ 夜間外出禁止令
先月25日にミネアポリスで偽札の20ドルで買い物をしたとされる黒人男性が、白人の警官に首を強く押さえつけられ死亡するという事件がありました。その後、全米各地で抗議デモが始まり、西海岸の街シアトルや、近郊のベルビューでも抗議デモが連日行われていました。20年以上アメリカに住んでいて、過去にも似たような事件はありましたが、インターネットの普及や、ソーシャルネットワークのせいなのか、それともコロナウィルスで全米のストレスがいっきに爆発したのか、今回の一件では抗議デモと同時進行で近隣のショップやビジネスへの破壊、略奪行為が白昼堂々と行わる様子がテレビで生放送されるというような異常な状況でした。ニュースでは、抗議デモに便乗した組織的な犯罪集団の可能性について言及していましたが、ショッピングモールや宝石店やレストランの窓ガラスが叩き割られ、中へ入って行くたくさんの人達と入れ違いに、大きな袋や盗品を手に店内から出て来る人達... これが平和なシアトルやベルビューとは思えない光景でした。黒人差別問題はアメリカが抱える最大の問題のひとつですが、独立以降、過去240年以上に渡り、いまだに解決できない問題なんだな、と今回の一件を通して思いました。同じニュースを見ていても、生粋の日本人である自分と、アメリカ人である旦那、それにハーフの息子(ジャック)、3人共それぞれ違った考えや受け止め方で、日本人の自分には理解しがたい事もありますが、ニューヨークの貧しい地域に住むある黒人女性のこの動画は、家族全員が胸にぐっと来る言葉だと思いました。Fワードがてんこ盛りなので、子供に見せるべきか少々悩みましたが、最終的には旦那も含め、家族三人で見て、本当に彼女の言う通りだと思いました。既にあちこちで拡散されているので、この動画を見た人も多いと思いますが、上記のリンクは動画に字幕がついていて非常にお勧めです。この動画を見た後、ジャックともとてもいい会話ができたのが何よりも良かったです。アメリカ人として、どうしたらよいと思うのかを、考える機会にもなったようです。学校のオンライン授業の時に、ジャックがこの動画の話をクラスのチャットに投稿していて(Fワード多いから、動画を見た生徒の親御さん達から苦情がきたりして?と一瞬心配にはなりましたが)、ジャックも自分同様、クラスメートや先生など、みんなに見てもらいたい!と思った上での投稿なので、まぁ何かあったら責任は親である自分がとるということで...
さて、抗議デモから思わぬ集団犯罪が勃発してしまったことから、シアトルやベルビューでは夕方5時以降翌朝5時まで夜間外出禁止令が発令。毎日一応夕方5時までは仕事をしているので、仕事の後にスーパーに買い物に行くと既に外出禁止の時間にかかっていることから、今週は朝起き抜けに夕飯の買い出しに行くような生活をしていました。ようやく外出禁止令も解除されることになりましたが、何かと物騒な世の中になってきたので、夜に買い物に出ることは今後も控えようと思います。

